PTAホームページをCMS化!・第1章 〜CMS選定までのアレコレ〜
どうも、ITしゅふです。
前回に引き続きまして、子どもの通う学校のPTAサイトをCMS化した話をつらつら綴っていきます。
前回は主に「ホームページビルダーでの管理をやめて、ブログ感覚で更新できる「CMS」で管理するようにしちゃおう!」となった経緯をお話ししました。
今回は、CMS選定までのアレコレについてお話ししていきたいと思います。
最初に検討したのは「baser CMS」
サイト運営での課題は
「ホームページ制作の専門知識がなくても、誰にでも簡単に編集・更新ができること」
でした。
そんな中見つけたのが、baser CMS(ベーサーシーエムエス)。
直感的な操作と高いメンテナンス性を実現し、Webサイトを自由にカスタマイズできる国産CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)です。
ホームページ制作スキルのないお母様方がつまづきやすい、管理画面をカスタマイズできるというのが何より魅力!
レンタルサーバーを契約して設置して、制作スキルを持った人が開設時に作り込んでしまえば、その後の管理・運用がしやすくなるのでは・・・と考えました。
しかしここで落とし穴が。
サーバーとCMSの管理ができない
レンタルサーバーを使おうにもセキュリティ管理には専門知識が必要です。
ITに通じている人が常にいるような学校(例えば工業高校とか)であればその辺の不安も少ないかもしれませんが、普通の小学校のお父さんお母さんでは人員確保が難しいでしょう。
次に選定候補に挙げたのは「WordPress.com」
https://ja.wordpress.com/create/
WordPress は無料で利用でき、世界中で多くの人に使われているオープンソースの CMS。 HTMLとPHPが分かればカスタマイズもしやすいこと、Google の推奨するCMS としても人気です。
WordPressには、
の2種類があり、後者である「WordPress.com」であればサーバー管理の必要もなく、管理もしやすいのではと考えました。
ですがまたまた思わぬ落とし穴が。
PTAは「権利能力なき社団」
PTAは法人格を持たない任意団体です(いわゆる「権利能力なき社団」もしくは「人格なき社団」)。
PTAには人格がないため、「権利能力」を持ちません。「権利能力がない」ということは、契約の当事者になれないということです。
そのため、PTAが外部と契約を締結する必要がある時には、自然人であるPTA会長が肩書き付きで契約当事者になります。
通常、銀行口座を作る時は「○○小学校PTA PTA会長 ▲▲▲▲」といったように、肩書き付き個人名を登録して作成されます。
毎年PTA会長が変わる学校がほとんどのはず。
PTAのような「権利能力なき社団」は、毎年引き継ぎ時に契約名義を変更する必要があります。
そもそも契約が大変。
契約の際には住所や電話番号を求められるのが常ですが、
権利能力のないPTAには住所らしい住所ってのがありません。
PTAの事務局が学校にあるから学校の住所と電話番号でいいような気もしますが、うちの学校の教頭先生曰く、
「学校とPTAはあくまで別の組織」
なんだそうで。
「じゃあ住所欄や電話番号はどうしたらいいの?」
ってなると、前述のとおり毎年変わる会長さんの住所とかになるんだそうな。
正直、皆さんお仕事などで忙しい中活動されてます。
銀行での名義変更でさえそこそこ時間掛かりますし、パソコンが不慣れな人もいる中ネットの契約名義変更とかややこしい上、数年変えられないまま放置なんて可能性も。。。
また住所だけでなく、こういったインターネットサービスではクレジットカード決済が多く、「銀行振込OK」を探すだけでも一苦労。
デビットカード決済という可能性も模索しましたが、PTAのような組織でキャッシュカード持つのはセキュリティー的によろしくないんだとか。
(通帳と判子なら別保管することでセキュリティー高めることができますしね。)
CMSに求める条件
以上のことを踏まえて検討した結果、うちの学校でCMS導入するのに求める条件が更に絞れられました。
- メールアドレスのみで登録できる(Y!メールアドレスを取得)
- 無料で利用できる
- 有料版にアップグレードしたとしても銀行振込が可能
- 初心者にも分かりやすいUI(ユーザーインターフェイス)
ついに見つけた!希望通りのCMS
ホームページ作成サービス|誰でも簡単・無料HP - Jimdo
Jimdo(ジンドゥー)とは、ドイツ発のホームページ作成サービスです。日本国内では株式会社KDDIウェブコミュニケーションズが運営しています。
なので全て日本語に対応済み!しかも無料プランでも十分なコンテンツが提供されているため、予算不要で洗練されたホームページを作ることができます。
- レスポンシブデザインなのでパソコン・スマホどちらでも見やすい!
- GoogleマップやYoutube動画などさまざまなコンテンツの設置が簡単にできる
- SNSとも連携できる
- ブログ機能つき(コメント欄オン/オフ自由自在)
- カスタマイズ可能
- SEO&アクセス解析
- 安心のサポート体制
- 有料プランで独自ドメイン&メールアドレスも取得可能
といった感じで至れり尽くせり。
最初にサイトを作り込んでしまえば、その後の更新は直感的な操作で難なく更新できちゃいます。
パソコンスキルの差が大きいPTAといった性質上、私の場合は念の為に運営用のマニュアルを作りましたが、パソコンが得意な人なら、一度やり方覚えたらマニュアル見ずにスイスイできちゃってます。
難点なのが、マニュアル作ったけどUIの仕様変更があるたびに若干混乱が生じることかな・・・?w
とりあえず当分は私以外の方に入力操作をしてもらって、不備な点があれば改善していこうかなーと思っています!
それでは今回はここまで。
また色々とPTAサイト作成のアレコレについて語っていけたらと思います。
PTAホームページをCMS化!・序章
どうも、ITしゅふです。
子どもの通う学校のPTAサイトをCMS化した話をつらつら綴っていきます。
”各世帯1役”
うちの子どもが通う学校のPTAは、”各世帯1役”。
そのくせ転勤族家庭が約半数という特殊な事情を抱えています。(各学期に転入・転校が必ず数件ある)
かくいう私も転勤族妻。
そんな中やってきた年度始めのPTA所属決め。
「他所者の私でも馴染めやすそうで、私にも出来る内容のところ・・・。」
と悩んだ結果、広報部に所属。
それからなんやかんやあって、ホームページの更新作業を担当することになりました。(天職!)
ただここにも色々と問題があったのです。。。
これからのママさんはホームページビルダー使えない
うちの学校のPTAサイトは教育委員会のサーバー上にページを公開しているのですが、どうやって更新しているかというと。。。
(私にとっては)懐かしのホームページビルダー!
学生時代に個人用ホームページを持つのがちょっとブームだった頃に使ってました。
画像ファイルやhtmlファイルを作成し、サーバー上にFTPアップロードして公開する形式です。
しかし、PTAホームページ更新担当を募集するビラに「ホームページビルダーを使える人!」とあったけれど、正直今のご時世少ないんじゃないか・・・?
10年前には既にmixiやブログサービスが主流だったし、ホームページビルダーで個人用ホームページを触ったことがある人なんて15年くらい前に趣味のためにジオシティーズで〜なんてのがほとんどではないでしょうか。(そんなジオシティーズもサービス終了)
階層や情報量が少ないシンプルなサイトにはホームページビルダーでOKなのですが、うちの学校はPTA活動がとっても盛ん。
活動内容紹介の他に毎月活動報告をアップしている関係上、そのデータ量も膨大。
数年前にサイトをリニューアルしてからずっとデータが蓄積されており、ローカルのパソコンも激重に。(><)
また、ホームページビルダーのインターフェイスに慣れるうんぬん以前に、ホームページ作成関連の専門用語に馴染みがなさすぎて、教えても次来た時には忘れちゃってなかなか慣れない。
URLリンクとかFTPにアップロードするのも専門知識ないと厳しいですよね。
更にいえば、パソコンの基本操作すら怪しいお母様も意外に多い。
まあ今時パソコンは仕事で使うくらいで、普段はスマホかタブレットで済ませちゃうよね。
パソコン使えるお母さんは大体仕事してるから、平日昼間に学校に来てホームページ更新作業できる人少ないっていう。。。
半数転勤族だけど、次引き継げるの?
冒頭にお話ししたとおり、うちの学校は半数が転勤族。
ということはPTAのお母様方も半数は変わってしまう可能性があります。
「パソコンが使えて、ホームページのことわかる人!」
って募集してようやく次の人を見つけても、翌年には変わっていってしまった。。。なんてのもザラ。
毎年募集かけても集まらないので、パソコンスキル関係なく「とりあえず席だけでも置いて!」と無理やりスカウトしている状況なんだとか。
私が次引き継ぎする時どうしたらいいんだ・・・。orz
そんな状況なのに引き継ぎ書がない!!!
まあ皆さん忙しい中引き継ぎ書なんて作る暇もないでしょうし、パソコンスキルの個人差がありすぎてどっから引き継げばいいのか状態!
パソコンの操作方法から教えるレベルの丁寧な引き継ぎ書なんて、よっぽど詳しい方じゃない限り作れません。
時間がかかる上に、PTAって無給のボランティアなんで、なかなかそこまで手が回りません。
もうブログとかCMSに切り替えた方がいいんじゃない?
ホームページを作ったことがある人より、ブログやSNSならやったことあるって人は多いはず。
なら、いっそのことブログやCMSにしちゃったほうがいいんじゃないでしょうか?
あ、ちなみにCMSとはコンテンツ管理システム(Content Management System)の略称のことです。 WEBページを構成しているHTMLやCSSといったプログラム言語を知らなくてもホームページを構築・運用・管理ができる便利なシステムです。
これからパソコン使えないお母様もどんどん増えてくる可能性もあるし、
スマホやタブレットでも更新ができるようなシステムもあれば安心ですよね!
ってことで、次回はCMS導入までのあれこれを書いていきたいと思います。
(これも結構長い道のりだった。。。)
私がIT系フリーランサー主婦になったわけ。
はじめまして。ITしゅふと申します。
IT系のお仕事を在宅でしながら、転勤族の夫に着いていく生活をかれこれ10年近く続けています。
今回はざっくりとですが、今の生活スタイルを選んでるワケについてお話ししたいと思います。
その1・職場に迷惑かけずに済む。
異動が発表される時期は会社によって様々です。
1ヶ月前、3ヶ月前、早ければ1年前から確定しているような人もいますね。
我が家の夫は
- 10日〜2週間前に異動の発表
- 社宅住まいなので大体転居が必須
といった環境。
共働きで妻も仕事をするとなると、よほど人が集まりやすい職場でなければ迷惑になってしまいますよね。
在宅ワークなら、インターネットがつながる環境でさえあれば、どこに引っ越しても同じように仕事ができます。
また、
- 子どもが急に熱を出した
- 園や学校の行事(意外と平日多いんです。。。)
- 転勤先のため親族に頼れない
といったことも在宅ワークを選んだ理由です。
その2・その日の体調に合わせて働ける。
実は私は自律神経失調症や月経過多による貧血などになりやすい虚弱体質。
職場が家の中なので、休憩をこまめに入れたり、思い切って1日休暇を取ったり、休んだ分元気な時に頑張ったりと自由自在。
休みの申請のたびに職場の人の目を気にする必要がないのが何よりもストレスフリー!
その3・子育てや家事もちゃんとしたい。
外に働きに出るとなると、
- 朝ごはん作り
- 子どもの身支度を手伝う
- ゴミ出し
- 自分の身支度(化粧・ヘアセット・着替え)
- 洗濯物
・・・と朝からやることたくさん!
(私的には自分の身支度の時間が一番ストレスです。。。)
帰ってくる時には脳みそ疲れ切ってるからか、
間食したくなってスーパーでの買い物時に無駄買いしちゃうし、
その後ヘトヘトのまま晩御飯作って、子どもの宿題を見て、お風呂用意して、、、
と正直虚弱体質気味の私にはなかなか乗り越えられないメニューでした。orz
子どもと接する時間が持て、
急な雨で洗濯物がびしょ濡れといったストレスもなく、
そして毎日化粧しなくていい!(←ここ重要)
家事・子育てとのバランスが取りやすいのも在宅ワークの強みかなと思います。
その4・納品スタイルだから、時間に縛られない自由な働き方ができる。
私が現在している在宅ワークは納品スタイルのものが中心です。
最近トレンドになりつつあるリモートワークと違い、どっちかといえば内職的な働き方。
ある程度の納期さえ守れば勤務時間は自由に設定でき、頑張れば頑張った分だけ報酬が増える仕組みなので、時間に追われることがありません。
おまけ・「自分も在宅で働きたいんだけど、どうすればいいの?」
こういった相談を人伝いによく受けます。
私の場合、もともとECサイトを運営する会社に勤めており、当時の社長から退職後も在宅で仕事を続けないかと提案を受け、そのご縁から現在の形に落ち着いています。
業界未経験で在宅ワークで食べていく・・・というのは結構ハードルが高いと思います。(そもそもそういう案件はあまり質がよろしくない)
収入をある程度安定させるには、まずその業界での経験を積む。
そして次に、メインのお得意先を持つことが必要かなと思います。
スキルのある方でしたら、ランサーズなどに登録してコンペやプロジェクトに参加して実績を積んでご縁を得るのもおすすめです。